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燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

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銭形平次 第725話 裏をあばけ

第725話 裏をあばけ  (脚本: 迫間健、監督: 黒田義之)

平次や万七、新堀の甚左 (左右田一平) ら岡っ引きは、奉行所からの達しで、江戸の町に蔓延する阿片の取り締まり強化にあたる。 見回りの途中、船着場で荷降ろしをする万蔵 (田口計)、仙太 (西園寺章雄) らを怪しんだ甚左は、反抗的な態度の万蔵をしょっ引き、番屋にひと晩留め置く。 その夜、荷を運び込んだ蔵の中で、万蔵たちの親方・四郎兵ヱ (永野辰弥) が殺され、そばには血のついた匕首を握った人足、伍一 (住吉道博) の姿があった……。

***************
【所感】 
寄場帰りだが今は真面目に立ち直ろうとしている伍一に目をかけていた平次は、事件の裏に何かあると感じ、伍一の無実を証明しようと捜査を続ける。 レギュラーではない甚左が、やたらと平次の周りに姿を見せるのに、ちと違和感あり。 ……ま、ゲストが岡っ引きの場合、たいてい悪事に絡んでいるもので、展開は予想通り。 左右田さんゲストってことで、とっても楽しみにしていたんだけど、小さいヤツだったな、甚左……。 左右田さんがもったいないって感じだった。 ワル仲間の万蔵に、「銭形には気をつけた方がいい、油断するな」 と注意している割には、ちょっと平次がカマかけただけで、「なにぃ~っ」 と大仰に反応しちゃったりして、それじゃ何かあるのがバレバレだよ (^^;) アヘンの密輸・密売の仲間である 「由の家」 のおかみ・お由 (行友勝江) は万蔵とできてるように見えたんだが、ラストで平次が甚左に向かって 「十手持ちが女にたぶらかされて悪事に加担とはな」 と言っていた。 ますます小さいヤツになってしまったよ…… (T_T)

伍一は、自分の過去を知った上で励まし、仕事を紹介してくれた仙太が、目の前で自分に不利な嘘の証言をしたにもかかわらず、「ここのところ変だったから、きっと病気 (実はアヘン中毒) のせいに違いない」 と、全く責めたり恨んだりしない。 「人のいいのもいい加減にしろ」 と平次に呆れられるほどの 「いいヤツ」 だが、それが全くイヤミに感じられず、純粋さもうまく出ているあたり、住吉道博の好演が光る。

相変わらず見ていて楽しいのは万七&清吉で、今回もコント満載 (笑)。 蔵から伍一の声が聞こえたので、まずは並んでいるうちのどれから聞こえたのか、清吉がひとつひとつ中の様子をうかがう。 「ここ」 と示すと、万七は 「じゃあ、入れ」 と十手で指示。 「いや、親分から」、「いや、お前から」 などとやりあった末、「じゃあ一緒に」 と踏み込む。 伍一を捕えて大手柄 (のはずだった)、翌日、上機嫌の万七に呆れたように 「ちょいまぐ」 と清吉。 なんだ、そりゃ? 「ちょっとしたまぐれってことですよ」 だって。 いまどきの若者の略語かと感心してしまったよ (笑)。 最初に奉行所からアヘンの取り締まり強化のお達しが出たと聞くシーンでは、「とにかく歩いてみる」 という甚左の言葉に、「歩け歩け……か。 ぞっとしねぇな。 銭形、おれぁ降りるぜ」 なんて言ってる万七には驚いたんだけど (お上から言われたってのに、そんな勝手な……)、それを聞いた平次が、あっさり 「そうか」 なんて受けたのにもびっくり。 結局は 「お前なら何かつかむだろうと思っていたんだがな」 との言葉に、まんまとのせられて動くことに。 清吉、「単純なんだから」 と一言。 毎度のこととは言え、思わず笑ってしまうセリフだ。 池信一、やっぱり最高!

*敬称は略させていただいています。

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