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燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

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記録 - 俺は用心棒

俺は用心棒 第21話 おっかあの唄
 (脚本: 結束信二、監督: 河野寿一)

女と逢引する東町与力・相島 (楠本健二) を狙う新太は、出会茶屋の前で獲物が出てくるのを待つ。 新太が吹く草笛に足を止める菓子屋の丁稚 (加賀爪清和) は、もう一度聴きたいから、と使いの帰りにまた寄る約束をする。 が、奉行所の手が回って新太が囲まれたところへ戻って来てしまった丁稚は、新太の知り合いと勘違いされ、番屋で責められた挙句、店から暇を出されてしまう。

***************
【所感】
ここのところ、品田万平不足が続いていたため、引っ張り出してきてしまった (笑)。 ホントは、用心棒シリーズで唯一のカラー作品、第19話の 「眞葛ヶ原にて待つ」 を観ようと思っていたのだが、いざディスクを入れてみたら、この話のゲストが加賀爪清和だったので、それも久しぶり……と、こっちを選ぶことにした。
長州の刺客で渡世人の新太 (中野誠也: サブレギュラー) が中心の話で、万平だんなの出番は少なめ……。 ま、そんな中でもいい味を出して笑わせてくれたけど! 総司がお休みだったのも淋しかったなぁ。
新太が吹く草笛のメロディが 「出雲のひえつき唄」 で、故郷の母を思い出した丁稚が新太に声をかけるのが、この話の始まり。 が、新太は、どう見ても吹いているように見えない! 少し頬を膨らませるだけでも違うと思うんだけど……。 ただ、葉っぱをくわえているだけだもんなぁ (^^;) 

その新太、「うまくねぇ」 を連発していたが、万平だんなの 「うまくない」 には、かなわない……って感じかな。
完全文無しの野良犬 & 万平だんながねぐらにしている、お寺の荒れ果てた墓守小屋に逃げ込んだ新太。 匿ってもらった礼を……と財布を出すが、黙って受け取るわけにはいかないと断る万平だんな。 が、続いた言葉は、「どうしても寺に寄進したいと言うなら預かってやるぞ」 だった (笑)。 そして、ちゃんと小判を1枚頂戴するのであった。 相変わらずっていうか、さすがっていうか。 でも、やっぱり最初のシリーズってこともあってか、後半に比べて、まだ硬さが残っている感じがしたな。 
……まぁ、後半がはじけすぎ、とも言うかもしれないが (笑)。

そうそう、忘れちゃならないのが、千造 = 小田部さん! どう見ても関係ないとわかる丁稚を、番屋でしつこく責める相島に、「この子は本当に知らない。わしら、長年の勘でわかります」 と助け舟を出す。 青木のだんなだって黙って見ているだけなのに (まぁ、上司には意見したくないわな)。 かっこいいぞ、千造!

ゲスト: 加賀爪清和/丁稚、真屋順子/お八重、吉田義夫/八重の父、楠本健二/与力・相島、井上繁 (← いつもと名前の字が違っていた)/相島の小者

 

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