燃えよ万平
~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~
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Happy Birthday!
本日、7月10日は世界にただ1人の品田万平役者・左右田一平さんのお誕生日。
おめでとうございます!
これは何としても左右田スペシャルでお祝いせねば! さて、どの作品がいいだろう……と考え、引っ張り出してきたのは 「待っていた用心棒」。 本当は、居酒屋の台所から竹輪を食べながら出てくるヤツが観たかったんだけど、あれは 「天を斬る」 のワンシーンなので、権田さんになってしまう。 いや、それもいいんだけど、やはりここは万平だんなを観たいところ。 で、選ばれたのは、これだ!
待っていた用心棒 第14話 仇の名は
(脚本: 結束信二、監督: 河野寿一)
万平だんなをはじめ、野良犬、捨て犬、狂犬それぞれの個性がよく出ている話。 イヤな用心棒の仕事も金のためなら仕方ない……と話す野良犬のだんなに、「(花ふじの) 勘定がたまると、万平だんなも店にいづらくなる」 なんていう気遣いを見せる捨て犬。 そして、小坊主・了念 (林浩久) を斬って逃げた犯人・斉木勘次郎 (石浜朗) を最後まで許せない狂犬が、了念の妹・なみ (沢宏美) が、さぞ無念だろうと思って仇に引き合わせようとしたことが悲劇を生むのだった……。 花ふじに集まった4人が真相に行き当たった時、作次郎がつぶやく 「諸行無常どすな……」 の言葉が重い。
ちなみに、この回の野良犬は強すぎず、いい具合に力が抜けていてよかった。 殿様気分の斉木に意見する野良犬のだんなの 「暴言ではない、忠告」 の言い方がステキ (最後が 「ちゅう・こ・く」 みたいな感じ)。
万平だんなは、どこぞで手に入れてきた漬物を 「これだけのものは、なかなか無い」 と絶賛。 喜びは万人に与えるべき、という大義名分を通して分けてもらってきたそうな。
<こんなところに、あんな人>
花ふじの客の1人に井上茂。 すっかりできあがって、上機嫌の様子だった。
さて、せっかくの左右田スペシャル。 これだけで終わっては申し訳ない……ということで、引っ張り出されたのは、京都チャンネル制作のファン根性丸出し番組 「新選組黄金期」 の第1回。 サブタイトルは、「復活! 裏通りと伝蔵」 で、裏通り先生に扮した左右田さんが、伝蔵 = 小田部さんが住職を務める誠心寺を訪ねるという感動ものの企画。 最初のオンエアは2000年ということで、これが当時70歳の裏通り先生の笑顔だ!
小田部さんとの対談では、血風録の第7話 「菊一文字」 で小田部さんが演じた戸沢鷲郎が印象深いこと、第19話 「あかね雲」 の撮影中に河野監督が怒って帰ってしまったことなど、思い出を語る。 小田部さんは、「天を斬る」 の話もなさっていて、香月さんのお名前も。 大沢孫兵ヱという役名こそ出なかったけど嬉しかったな。 後半は2人で 「燃えよ剣」 で伝蔵と裏通り先生が絡むシーンの台本読み合わせを行うという、ファン・サービス満点のありがたーい番組である。
というわけで、本日の特別企画、左右田スペシャルは終了。 左右田さんにとって、良い1日であったことを願いつつ。
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