燃えよ万平
~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~
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町家紅茶館 卯晴
いい喫茶店がたくさんある京都だが、老舗が多いせいか、なかなか紅茶に力を入れている店にはお目にかからない。 スリランカ、ムレスナ社の茶葉を扱っている 「ムレスナ ティーハウス」 は、京都に行った際には必ず立ち寄る紅茶専門店だけど、ほかにもないかしら…と、つねづね思っていた。
今年1月、京都旅行に向けてガイドブックをパラパラやっていたら、あったあった。 紅茶店の文字。 町家造りを生かしたお店、ケーキもおいしい……と、まぁ、魅力的なことがいっぱい書いてあった。 小さな写真しか載っていなかったけど、雰囲気はよさそう。 ちょっと今どきのおしゃれカフェっぽいかなぁ…というのが気になったけど (地下にある隠れ家的で穴蔵タイプのお店が好きなもんで)、紅茶の店というだけで理由は十分。 早速、近くまで行く日の予定に組み込み、地図を頼りに住宅街を歩く。 ホントにあるのか……と心配になっちゃうくらい静か。 ……と、何やらキュートな看板が見えてきたぞ。 道はあっていたらしい。
何となく嬉しくなる手書きの案内版。
営業時間が 「4:00すぎ」 までというのがステキ。
この路地の奥…とのことなので、言われるままに曲がってみると、また案内が。 こちらはカラフルで、ポットの中に縦書きで店名が書かれたロゴがかっこいい。 案内板がないと見つけられないかもしれない……ってあたりが隠れ家的で、早くもワクワク♪
案内の通り、路地の一番奥にお店はあった。 玄関で靴を脱いで上がるので、普通のお宅におじゃまするような気分。 外からは静かに見えたけど、なんと1階は満席に近く、2階へ上がる。 ちなみに、1階はカウンター席とテーブル席、左手の階段を上がった2階はテーブル席のみ。 テーブル…ではなく、正確には 「ちゃぶ台」 か。 「お釜の蓋を引っくり返した形」 で特注品だとか。 レースのカバーがかかったお座布もキュート。 店内は、こんな感じ。 左は2階の 「ちゃぶ台」 席。 右は、2階から見下ろした1階席の様子。
ちょうどいい時間だったので、ランチもいただいていくことにした。 パスタ + サラダのプレート、紅茶とケーキのセットで 1700円。 単品オーダーだと、紅茶はポットサービスで500円。 茶葉の種類は20~25種類くらいかな。 香りがわかるように、小さいボトルに入った茶葉のサンプルが用意されている。 フレーバード・ティーもあったけど、初めてのお店で注文するのは、やはりオーソドックスなものがよかろう。 ミルクティーが飲みたかった私はウバを、ストレートを所望した夫にはヌワラエリヤを注文。 2階は貸切り状態で、一気にのんびり。 本がたくさん入った小さな本棚や子供用のおもちゃがあり、お店であることを忘れそう。 ほかにも、ティーポットの形をしたランプ (欲しいな、これ) がさりげなく置かれていたりと、なかなか楽しい。 ランチのパスタは、バジルソースとトマトソースを2人でシェア。 フェトチーネまではいかない、ちょっと平打ちの麺を使っていたのが面白かった。 まん丸のプチ・モツァレラチーズ付き。
さて、食後はメインの紅茶&ケーキ。
透明な茶器には、ちょっとびっくり (左奥に写っているのが、茶葉サンプルの瓶)。 おしゃれだわ…。 茶葉は入っていないので、最後まで同じ味で楽しめる。 ミルクは温めてあって、少し甘みがつけてあったみたい (かき混ぜないでいると見事な二層になる)。 紅茶は、さすがにおいしく入っていて、特にストレートで飲むヌワラエリヤは、香りが生きていたなぁ。
そして、ガイドブックにも紹介されていたチーズケーキは、もう……絶品!
しっかりチーズの風味は生きているのに全然しつこくないし、ほどよく香ばしい。
あぁ、もう、次回から京の旅には欠かせないお店に決定。 今回は買わなかったけど、茶葉の販売もしているとのこと。 ホントにおいしいヌワラエリヤだったから、こちらも興味深い。
【Data】
町家紅茶館 卯晴
〒602-8226
京都府京都市上京区大宮通り
笹屋町下ル石薬師町689-13
Tel.: 075-441-4772
営業時間 11:30~16:00すぎ
定休日 日曜・祝日・他不定休