燃えよ万平
~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~
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俺は用心棒(2) 第13話 刺客のひそむ夜
第13話 刺客のひそむ夜 (監督: 松尾正武)
とある藩に仕える矢崎勘四郎 (川辺久造) と中間の佐吉 (近藤正臣) は、江戸詰めから国元に戻る途中、具合が悪くなった主人・杉原弥左ヱ門 (高村俊郎) を迎えに行く。 先を急ごうと言う佐吉だが、どうやら矢崎は途中の茶店で誰かと落ち合う約束らしい。 やむを得ず、ひと足先に主人のもとに向かう佐吉は、雨宿りに入った小屋で、持ち主の娘・おしん (沢宏美) と行き先が同じであったことから道案内してもらい、いいムードに。 一方、室戸作兵ヱ (田口計) を始めとする浪人一味とともに主人を斬ろうと企む矢崎だが、用心棒のだんなたちによって阻止される。 主人の供をして国元に帰った佐吉を想い、一緒に茶店を開く日を夢見るおしんだが…。
「品田万平は当たらぬ天文術に精を出し、田島次郎は当惑げにこれを見守る…」 との予告編の時から期待させられていた話 (こんなのばっかりだな…)。
居酒屋で雨をやり過ごそうと言う矢崎の言葉よりも、どう見たってあやしい天地正大流の天文術を信じてしまった佐吉。 ま、そのおかげで、おしんに出会って、無事に主人のもとにたどり着くことができたんだから、人助けってことで (用心棒のだんなの分析では、万平だんなの本音は 「一膳飯屋の勘定を気にしながら飲んでいるよりマシ」 とのことだったけど)。 「天地正大流の天文術では、街道には雨は降らない」 という無茶苦茶な予報を、信用しないと機嫌が悪くなるでしょうから (田島くん)、大先生を信用することにする (用心棒のだんな) 。 よかったね、万平だんな。 が、案の定、雨は降り出す。 「私の研究調査によれば、どんな雨もいつか必ず止むことになっている」 と自信満々 (当たり前だ) の万平だんな。 やっぱり誰もかなわない…と思ったところへ、「人間、どんなに寝ていても 、いつか必ず起きることになっている」 と言って寝てしまう用心棒のだんな。 万平だんなから 「技あり!」 をいただいて勝利をおさめる (笑)。 このやり取りにウケる田島くん、楽しそうに笑うのを見るのは久しぶりな気がするなぁ。
だんなたちの助けで悪人どもは成敗され、ひと安心の佐吉&おしん。 国元に帰る杉原に手を貸してほしいと頼まれるだんなたち。 「天地正大流の天文術で決めてくれ」 との用心棒のだんなのリクエストで、万平だんなは外に出て空を見上げる。 「星、中天より東に流れ……あれ、だいぶ違うな。 ま、どっちでもいい」 と言っておいて、「星占いにより、一緒に行くことにする」 と決断。 用心棒のだんなに、どうするよ…ってな顔を向けられた田島くん、ぼそっと 「当分、ねぐらの心配はなくなった…」 とつぶやく。 これには、さすがの万平だんなも、「そうはっきり言うな。 天文術の値打ちがなくなるじゃないか」 と反撃。 最後まで、一向に冴えない天地正大流であった。
だんなたちや佐吉が城下に着いて、落ち着いたであろう頃、おしんは小屋を片付けながら、佐吉と仲良く甘酒茶屋を営む自分の姿を想像している。 そこへ万平だんなが持ってきたのは、佐吉が主人を守って死んだという報せ。 佐吉が最後に言い残した 「茶屋の甘酒」 という言葉を伝え、だんなたちは去って行った。
用心棒シリーズでは、不幸の女性を演じることの多い沢宏美は、嬉しそうに笑った時の笑顔が、とびっきり可愛い。 想い人の死を知る直前が、しあわせを夢見るシーンだけに、あまりにつらい結末だった。 まぁ、このシリーズでは最後に死ぬ確率が100%に近い近藤正臣ってところで、 運命は決まっていたようなものだけど…(T_T)
この2人、「帰って来た用心棒」 で共演した時も、しあわせの絶頂からどん底に突き落とされるエンディングだったもんなぁ。 しあわせになってほしかった…。
<こんなところに、あんな人>
室戸の仲間の1人、浪人役に井上茂。
城下へ帰る杉原の駕籠を担いでいるのは、平沢彰と宮城幸生。
とある藩に仕える矢崎勘四郎 (川辺久造) と中間の佐吉 (近藤正臣) は、江戸詰めから国元に戻る途中、具合が悪くなった主人・杉原弥左ヱ門 (高村俊郎) を迎えに行く。 先を急ごうと言う佐吉だが、どうやら矢崎は途中の茶店で誰かと落ち合う約束らしい。 やむを得ず、ひと足先に主人のもとに向かう佐吉は、雨宿りに入った小屋で、持ち主の娘・おしん (沢宏美) と行き先が同じであったことから道案内してもらい、いいムードに。 一方、室戸作兵ヱ (田口計) を始めとする浪人一味とともに主人を斬ろうと企む矢崎だが、用心棒のだんなたちによって阻止される。 主人の供をして国元に帰った佐吉を想い、一緒に茶店を開く日を夢見るおしんだが…。
「品田万平は当たらぬ天文術に精を出し、田島次郎は当惑げにこれを見守る…」 との予告編の時から期待させられていた話 (こんなのばっかりだな…)。
居酒屋で雨をやり過ごそうと言う矢崎の言葉よりも、どう見たってあやしい天地正大流の天文術を信じてしまった佐吉。 ま、そのおかげで、おしんに出会って、無事に主人のもとにたどり着くことができたんだから、人助けってことで (用心棒のだんなの分析では、万平だんなの本音は 「一膳飯屋の勘定を気にしながら飲んでいるよりマシ」 とのことだったけど)。 「天地正大流の天文術では、街道には雨は降らない」 という無茶苦茶な予報を、信用しないと機嫌が悪くなるでしょうから (田島くん)、大先生を信用することにする (用心棒のだんな) 。 よかったね、万平だんな。 が、案の定、雨は降り出す。 「私の研究調査によれば、どんな雨もいつか必ず止むことになっている」 と自信満々 (当たり前だ) の万平だんな。 やっぱり誰もかなわない…と思ったところへ、「人間、どんなに寝ていても 、いつか必ず起きることになっている」 と言って寝てしまう用心棒のだんな。 万平だんなから 「技あり!」 をいただいて勝利をおさめる (笑)。 このやり取りにウケる田島くん、楽しそうに笑うのを見るのは久しぶりな気がするなぁ。
だんなたちの助けで悪人どもは成敗され、ひと安心の佐吉&おしん。 国元に帰る杉原に手を貸してほしいと頼まれるだんなたち。 「天地正大流の天文術で決めてくれ」 との用心棒のだんなのリクエストで、万平だんなは外に出て空を見上げる。 「星、中天より東に流れ……あれ、だいぶ違うな。 ま、どっちでもいい」 と言っておいて、「星占いにより、一緒に行くことにする」 と決断。 用心棒のだんなに、どうするよ…ってな顔を向けられた田島くん、ぼそっと 「当分、ねぐらの心配はなくなった…」 とつぶやく。 これには、さすがの万平だんなも、「そうはっきり言うな。 天文術の値打ちがなくなるじゃないか」 と反撃。 最後まで、一向に冴えない天地正大流であった。
だんなたちや佐吉が城下に着いて、落ち着いたであろう頃、おしんは小屋を片付けながら、佐吉と仲良く甘酒茶屋を営む自分の姿を想像している。 そこへ万平だんなが持ってきたのは、佐吉が主人を守って死んだという報せ。 佐吉が最後に言い残した 「茶屋の甘酒」 という言葉を伝え、だんなたちは去って行った。
用心棒シリーズでは、不幸の女性を演じることの多い沢宏美は、嬉しそうに笑った時の笑顔が、とびっきり可愛い。 想い人の死を知る直前が、しあわせを夢見るシーンだけに、あまりにつらい結末だった。 まぁ、このシリーズでは最後に死ぬ確率が100%に近い近藤正臣ってところで、 運命は決まっていたようなものだけど…(T_T)
この2人、「帰って来た用心棒」 で共演した時も、しあわせの絶頂からどん底に突き落とされるエンディングだったもんなぁ。 しあわせになってほしかった…。
<こんなところに、あんな人>
室戸の仲間の1人、浪人役に井上茂。
城下へ帰る杉原の駕籠を担いでいるのは、平沢彰と宮城幸生。
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