燃えよ万平
~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~
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幡随院長兵衛 第1話 長兵衛誕生
第1話 長兵衛誕生
(脚本: 加藤泰/葉村彰子、監督: 井上昭)
肥前唐津藩の武士、塚本伊太郎 (平幹二朗) は、お家断絶で浪人となったのを機に江戸へ出る。 途中、江ノ島で旗本奴の白柄組に絡まれていた娘・おきん (大原麗子) を助けたことから、口入れ稼業の伊勢屋清兵衛 (永井智雄) の元に身を寄せる。 自分の力で身を立てたいと願う伊太郎は、清兵衛の紹介で旗本・桜井庄右衛門 (宮口精二) の屋敷に中間として奉公することになった。
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【所感】
豪華な出演陣に加え、加藤泰が脚本に携わっているというだけでワクワクもの。 が、それだけじゃない! オープニング映像の始まりが “波打ち際を走る馬” の足……って、暴れん坊将軍かよ~っと笑っているところに (松平健が端役で出ているところもツボ)、「三代将軍家光の治世……」 って、そのナレーションは長七郎シリーズのオープニングじゃん (笑)。
と、後のテレビ時代劇にも影響を与えた (なのか?) と思わせる始まりで期待も高まる。 その上! バックに流れる主題歌 『お若ぇのお待ちなせぇ (作詞: 山上路夫、作曲: 冨田勲) 』 を歌うは、チェイ光星。 そう、アニメ 「ルパン三世」 のテレビ第1シリーズ (旧ルパン三世) のエンディングを歌っているチャーリー・コーセイである。 いや、よくもまぁ、これだけ見どころ、聞きどころを集めてくれたもんだ。 オープニングだけで相当、笑わせていただいた。
幡随院長兵衛の話は、よっぽどの反則技を使わない限り、結末が決まっているので 、あまり観たいと思わなかったりするんだが (長兵衛に思い入れを持ってしまうと自分がつらい)、このシリーズは面白そう。
第1話では、財津一郎のかぶき者っぷりがよかった (ちょっと白塗りメイク!) のと、沖雅也の体の芯がぶれない立ち回りが目を引いた。
出演 (どこまでレギュラー、セミレギュラーなのか、まだ不明): 平幹二朗/幡随院長兵衛 (塚本伊太郎)、大原麗子/おきん、江守徹/夢の市郎兵衛、土田早苗/小枝 (さえ)、小松政夫/留吉、鳥塚しげき/桜井庄之助、船戸順/矢田部源之介、山本清/川辺金之介、沖雅也/唐犬権兵衛、財津一郎/彦坂伝八、稲葉義男 (塚本家に仕えていた常平)、中島元、松平健 (白柄組の1人、役名なし、扱いはその他大勢)、平田昭彦/石川軍力斉 (道場主)、宮口精二/桜井庄右衛門、永井智雄/伊勢屋清兵衛、穂積隆信/坂部三十郎、志村喬/大久保彦左衛門、高橋悦史/水野十郎左衛門
ナレーター: 芥川隆行
1974年4月5日~10月4日に放映されたテレビ映画で、正式タイトルは 「幡随院長兵衛 お待ちなせぇ」。 制作は東宝株式会社、俳優座映画放送、毎日放送。 全26話。
*敬称は略させていただいています。