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燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

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桃太郎侍 第10話 のろ松 恋心

第10話 のろ松 恋心
 (脚本:山本英明、監督:松尾正武、助監督:福井司)


今日のゲストは我らが品田万平……いや、左右田一平さまじゃ! そして監督が用心棒シリーズでおなじみの松尾監督。 その上、このサブタイトル! これが期待しないでいられるかってんだ。

いや~、もう最高だった! 期待を裏切らないどころか、予想をはるかに上回る盛り上がりで、我が家の左右田さんベスト・セレクション入り間違いなし(笑)。

その名の通り、ちょっとノロマで人に笑われたり、子供にからかわれたり。 が、どこか憎めない男、しじみ売りの松五郎を、これでもか!というパワーで左右田さんが演じる。 視聴者すべてを味方につけちゃうだろうなぁ、これは。 感情表現がストレートなのろ松は、思いきり笑ったり、大声をあげて泣いたり……と忙しい。 やっぱり左右田さん上手いなぁ。
そして、のろ松の人の良さを示す満面の左右田スマイルは、もう……

              無敵!

オープニングから大奥のシーンで、一瞬 「?」 と思わせる。 今夜のお相手を物色する殿様 = のろ松という、あまりにもわかりやすい夢の一場面だが、殿が選んだ女を見て、その女だけは絶対にいけない!と必死に引き離そうとする重臣が池信一。 これもまた、そこまでやるかっていうくらい盛り上がりまくりの大サービスで楽しませてくれる。 このオープニングだけで、すっかり持って行かれた感じだ。

のろ松が 「もう3日経った。まだ迎えは来ないぞ」 と、天秤棒を担いだまま、往来で一人、お鶴との祝言を思い描いて笑う姿には、こちらも嬉しくなるし、笑わずにはいられない。 そんなにうまくいくはずがないんだよなぁ……とわかっていながらも、このまま進んでくれればいいのに! と願ってしまう。

ゲスト: 本阿弥周子/お文、西沢利明/加納屋政二郎、安部徹/椎名主膳、富田浩太郎/喜助、池信一/重臣、外野村晋/上総屋 (おみつの父・札差)、浜伸二/升造、島村昌子/お慶 (加納屋の女房付きの女中)、富永佳代子/お美津、左右田一平/松五郎

<こんなところに、あんな人>
ラス立ちに峰蘭太郎。

*敬称は (基本的に) 略させていただいています。
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