燃えよ万平
~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~
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桃太郎侍 第10話 のろ松恋心(再)
(脚本:山本英明、監督:松尾正武、助監督:福井司)
外出が夕方からの土曜日。昼過ぎにシャワー浴びて出てきてみたら、お馴染みの音楽がテレビから。
誰が出るのかな~と見ていたら、池信一さんの名前、役名は「重臣」。それを見て浮かんだのは、大奥で左右田さんを諌める姿……。
と思ったらきたよ、きた! ラスト1枚、左右田一平!
そしてタイトル、「のろ松恋心」~!!!!!
なんと思い浮かべたシーンそのものが見られてしまったという、何とも嬉しい話。この夢の大奥シーン、最高(笑)!
で、続きを見るなって方が無理な話、身支度しながらも目は釘づけ。
あぁ、ラストはどっちだったっけ……。と、ドキドキしながら、もうすぐクライマックス!
ということで、「燃えよ万平」久々の更新は実況中継なり(笑)。
あう、よかった、鬼退治に来てくれたよ~。
しっかし、この頃の桃さんの立ち回りは……。まだちょっと振り回し系だったんだなぁ。
あぁ、いいなぁ、こういう休日。油断すると立てなくなっちゃうんだけどね(笑)。
桃太郎侍 第10話 のろ松 恋心
(脚本:山本英明、監督:松尾正武、助監督:福井司)
今日のゲストは我らが品田万平……いや、左右田一平さまじゃ! そして監督が用心棒シリーズでおなじみの松尾監督。 その上、このサブタイトル! これが期待しないでいられるかってんだ。
いや~、もう最高だった! 期待を裏切らないどころか、予想をはるかに上回る盛り上がりで、我が家の左右田さんベスト・セレクション入り間違いなし(笑)。
その名の通り、ちょっとノロマで人に笑われたり、子供にからかわれたり。 が、どこか憎めない男、しじみ売りの松五郎を、これでもか!というパワーで左右田さんが演じる。 視聴者すべてを味方につけちゃうだろうなぁ、これは。 感情表現がストレートなのろ松は、思いきり笑ったり、大声をあげて泣いたり……と忙しい。 やっぱり左右田さん上手いなぁ。
そして、のろ松の人の良さを示す満面の左右田スマイルは、もう……
無敵!
オープニングから大奥のシーンで、一瞬 「?」 と思わせる。 今夜のお相手を物色する殿様 = のろ松という、あまりにもわかりやすい夢の一場面だが、殿が選んだ女を見て、その女だけは絶対にいけない!と必死に引き離そうとする重臣が池信一。 これもまた、そこまでやるかっていうくらい盛り上がりまくりの大サービスで楽しませてくれる。 このオープニングだけで、すっかり持って行かれた感じだ。
のろ松が 「もう3日経った。まだ迎えは来ないぞ」 と、天秤棒を担いだまま、往来で一人、お鶴との祝言を思い描いて笑う姿には、こちらも嬉しくなるし、笑わずにはいられない。 そんなにうまくいくはずがないんだよなぁ……とわかっていながらも、このまま進んでくれればいいのに! と願ってしまう。
ゲスト: 本阿弥周子/お文、西沢利明/加納屋政二郎、安部徹/椎名主膳、富田浩太郎/喜助、池信一/重臣、外野村晋/上総屋 (おみつの父・札差)、浜伸二/升造、島村昌子/お慶 (加納屋の女房付きの女中)、富永佳代子/お美津、左右田一平/松五郎
<こんなところに、あんな人>
ラス立ちに峰蘭太郎。
*敬称は (基本的に) 略させていただいています。
桃太郎侍 第9話 伊之助慕情
(脚本:山本英明、監督:田中徳三、助監督:曽根勇)
伊之助が、夫婦約束をしていたにも関わらず結ばれることのなかった女・お秋に再会。 その夫・栄次は、隣人を助けるために人を刺してしまい、役人に追われる身。 居酒屋を営みながら裏で 「逃がし屋」 をしている昔なじみの安造から、二人を上方へ逃がすための道中手形の偽造を頼まれる伊之助だが、複雑な想いを抱え、なかなか引き受けることができない……。
いつも瓢々としている伊之助が大酒を飲んだり、「やだやだ。俺ってヤツは何て嫌なヤツなんだ」 と葛藤する姿が泣ける。
安造を生き生きと演じる山田吾一、よかったな~。 悪役と信じていた井上昭文が岡っ引きで、しかもワルくなかったのには驚いた。 知らぬ間に巻き込まれて桃太郎と一緒に鬼退治しているのがおかしい。
それにしても、何でしょう、この少ないながらも豪華なゲストの顔ぶれは (メイン以外?← 失礼)!
ゲスト: 長内美那子/お秋、山田吾一/安造、井上昭文/鉄蔵、神田隆/児玉善蔵(よしぞう)、北村英三/藤吉、伊達三郎/渡海屋、牧冬吉/久兵ヱ、大城泰、江原真二郎/栄次
*敬称は略させていただいています。
桃太郎侍 第6話 お鶴が渡る隅田川
第6話 お鶴が渡る隅田川
(脚本: 野波静雄、監督: 田中徳三、助監督: 曽根勇)
両国橋をはさんで、東両国と西両国をそれぞれ仕切る香具師の上州屋と舞鶴屋。 上州屋にだまされて初めて賭場に足を踏み入れた桃太郎は、ひたすら大きな声で元気よく 「丁!」 と言い続けて大儲け (もちろん、いかさま)。 勝ち逃げはいけねぇや、と連れ戻されて今度はボロ負け、あっという間に10両の借金を背負うことに。 その10両を稼ぐため、伊之助に教わって反物を売り歩くが、あっさりと騙し取られるあたり、まだまだ世間知らずキャラで可愛い。 お妻に呼び止められ、あたしのうちはそこの蕎麦屋だから……と連れて行かれる。 2階で蕎麦を食べている間に下で主人に見せてくるから、と反物を全部持って行かれる。 2人前の蕎麦を食べ終わったところで、店の丁稚に早く席を空けてくれと言われ、初めて騙されたことに気がつく。 もちろん、蕎麦代も自分で払うハメに (笑)。 この手口を 「かご抜け」 と呼ぶそうだ。
ゲスト: 工藤賢太郎/勝三、中原早苗/お妻、山岡徹也/音五郎、青木義郎/上州鉄、須藤健/丹波屋久五郎、荒砂ゆき/お絹、守田学哉/亀吉、岩尾正隆/壺振り、中村玉緒/舞鶴屋お鶴
<こんなところに、あんな人>
桃太郎が博打に初挑戦する賭場の客に波多野博。 2回目の賭場の場面には峰蘭太郎。 屋台の蕎麦屋のおやじに野村鬼笑、お鶴と上州鉄の祝言の列席者に遠山金次郎。
*敬称は略させていただいています。
桃太郎侍 第5話 ああ・涙のつばめ返し
(脚本: 土井行夫、監督: 松尾正武)
辻斬りに手首を峰打ちされて骨折し、舞台に立てなくなったつばめの仇を討とうとする桃太郎が大失敗するのが楽しい。 少ないながらも豪華なゲスト陣の中でも、一番おいしかったのは謎の祈祷師・金剛院 (どうなの、そのいかにもっていう役名) を演じた金田龍之介。 つばめのケガを治してもらおうと、すずめが連れてきたのだが、オーバーアクションで祈祷する姿が最高。 桃太郎が連れてきた本物の医者・前田玄斎が、その金剛院を撃退するために調合する薬が赤や黄色で、いかにも毒々しいのもステキ (笑)。
大小は差しているが、実は撃剣は全くダメな浪人・河井英介を辻斬りと勘違いした桃太郎が、あまりにも弱い相手に首をかしげながら殴りまくってボコボコにするのも笑える。 伊之助の指導のもと、刀を腰に差したまま天井裏に忍び込み、くもの巣まみれになるのも楽しい。 犯人の木曽屋と浪人・大村弥九郎の話を聞いて 「腹が立ってムカムカしてきた」 と、天井を突き破って乗り込むという荒技も披露。
ゲスト: 西村晃/前田玄斎、上村香子/小玉太夫、高原駿雄/木曽屋、宮川徹夫/河井英介、藤岡重慶/大村弥九郎、金田龍之介/金剛院、箕輪田良太
<こんなところに、あんな人>
上方屋で飲んでいる客に、峰蘭太郎と波多野博。 おはるに怒られる熊造を見て、楽しそうに笑っている。
*敬称は略させていただいています。