忍者ブログ

燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

[1]  [2

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

桃太郎侍 第4話 甘くて苦い恋弁当

第4話 甘くて苦い恋弁当
 (脚本: 飛鳥ひろし、監督: 田中徳三)

理不尽にも勤め先をクビになった腕のいい菓子職人・文吉が、病の床にある母親や結婚を目前に控えた許婚・お幸に、どうしてもそれを言い出せない姿が、現代に重なる話。 菓子職人が店を辞めた場合、元の店の味を守るため、ほかの菓子屋では雇えないことになっているとか。 ここでは、文吉の元の勤め先・金華堂から 「雇ってくれるな」 という差紙が出されていた。
梶三和子がまた不幸になったらどうしよう……と、ドキドキしながら観ていたのだけど、ハッピーエンドで安心した。 若い二人のジャマになると自ら命を絶とうとした文吉の母に泣いて抗議するシーンは泣けた。 やっぱりうまい女優だなぁ、この方は。

そうそう、これまで毎回キャラクターが少しずつ違っている謎のレギュラー・ちょろ髭だが、今回は突然 「オレのウラナイ、アタル。 ブンキチサン、ゲンキ。 シンパイナイネ」 と、唐人になっていた。 うーむ、この人はこれからどうなっていくのか。 目が離せない。

ゲスト: 青山良彦/文吉、梶三和子/お幸、内藤武敏/金華堂藤兵ヱ、鈴木瑞穂/大沢作次郎、坂東吉弥/同心・伊藤、村田知榮子/お繁、田島義文/役名のテロップは出なかったが、演じていたのは金華堂の番頭・嘉助 (字は予想) だった、杉沢勝雄/八蔵、志の原良子/小染、阿波地大輔/雷門の善八、遠山金次郎、森源太郎

*敬称は略させていただいています。
 

PR

桃太郎侍 第3話 大名屋敷に鬼二匹

第3話 大名屋敷に鬼二匹
 (脚本: 結束信二、監督: 松尾正武)

きた! 時期的に何本かあるに違いないと踏んでいた結束脚本! いや~、もう見事なまでに結束節の話だった。
娘の結婚が決まり、やっと隠居できる……と楽しみにしていた植木屋の親方。 その日、出入りの大名屋敷で仕事をしていただけの、何の罪もない親方はなぜ死ななければならなかったのか。 誰も知らない……じゃなくて (笑)。 でも、身分を捨てて市井に暮らす町人の味方・桃太郎は、結束先生の書く話にはぴったりの主人公かもしれない。 事件が起こった屋敷も 「赤坂南坂下の大名江戸屋敷」 としか表現されず、具体的な藩名が出てこないあたり、いかにも結束先生。 どうでもいいんだよね、名前は。 「武士にとって一番大切なものは体面である」 (by 江戸留守居役・井上) などと言って、その体面を守るためなら町人の命を奪うなんて当然のことと思っている種類の人間であることがわかればいいんだから。

ゲスト: 岩井友見/おりん (つばめの友達、売れっ子芸者)、草薙幸二郎/井上文五郎 (江戸留守居役)、勝部演之/小笠原帯刀 (江戸家老 - 1)、市地冴子/おしま、中田博久/宗吉 (植木職人)、村上冬樹/久兵ヱ、剣持伴紀/吉川、酒井哲/北島 (江戸家老 - 2)、渡辺清盛/石田、小代研一/若侍、鳥巣哲生

<こんなところに、あんな人>
ラス立ちで江戸家老、留守居役が斬られた後、本当にお家のことを思うなら、これからどうするか皆で相談しろ、と桃太郎に言われ、どうしようか困っている侍たちの中に、福ちゃんと有島淳平。

*敬称は略させていただいています。

桃太郎侍 第2話 夢を集めて食う男

第2話 夢を集めて食う男
 (脚本: 土井行夫、監督: 田中徳三、助監督: 曽根勇)


ただの浪人であるはずがないと思っていた山本麟一が、実は本物の中村時之助だった……というのが意外でよかった (オープニングのクレジットではわからないようにしてあるし)。 強面の浪人 (=本物の時之助) だが、 仇討ちの場での桃太郎とのやり取りがコミカルで楽しい。

***************
ゲスト: 倉丘伸太朗/中村時之助、笑福亭鶴瓶/的の男、国一太郎/同心・桃山、山本麟一/居合抜きの浪人、西田良/浪人 (ひげもじゃ!)、山口朱実、峰蘭太郎

<こんなところに、あんな人>
つばめの短剣投げ (的は笑福亭鶴瓶) の客席に小峰さん、アップあり!

*敬称は略させていただいています。

桃太郎侍 第1話 八百八町罷り通る

第1話 八百八町罷り通る
 (脚本: 野波静雄、監督: 松尾正武)


1976~1981年、日本テレビ系列で放送。 全258話を数える長寿番組で、高橋英樹の代表作。

その記念すべき第1話は、謎の浪人・桃太郎が浅草聖天裏のお化け長屋にやって来るところからスタート。 レギュラー陣のキャラクターとバックグラウンド (例えば、すずめがつばめに弟子入りするとか)、今後の桃太郎との関係、そして桃太郎自身の生い立ちを、1話の中にうまく盛り込んでいて、すごいなぁ……と思う。 詳細は不明だが、桃太郎が 「千代 (字は予想)」 という人のお墓に身分を捨てたことを報告していて、おや、実は亡くなった妻が……? とか、知らなかったことも見え隠れしているし。 お化け長屋の住人が集う 「上方屋」 の亭主役でレギュラーの茶川一郎が、期待を裏切らないカマっぽさを出しているのも最高。
ちなみに、後半のようなパターン化したクライマックスは (もちろん) なく、桃太郎はちょっととぼけた育ちのいい侍というだけ。 「許さん……」 とかつぶやいたり、わざわざ派手な着物に着替えて鬼退治に出かけたりしないし、数え唄もまだ知らないらしい。 立ち回りも、ずっと再放送で見ていた後半に比べると、腰が落とせていなくて体が伸び切っていたりして、もう1歩という感じ。 ……っていうか、後半の桃太郎とは別人だよ、これは (^^;) 

ま、個人的には、悪役ゲストが菅貫太郎と川合伸旺という超豪華&実は意外とレアな組み合わせっていうだけで舞い上がっちゃったんだけどね(笑)。 ツーショットまであった日には大騒ぎ! このワンシーンだけで名作入り。

***************
レギュラー: 高橋英樹/桃太郎 、野川由美子/玉川つばめ、茶川一郎/熊造、玉川スミ/おはる、雷門ケン坊/仙太、吉本眞由美/おみよ、下之坊正道/ちょろ髭、深江章喜/仁兵ヱ、南条みづ江/お兼、桂小かん/かん平、西川峰子/すずめ、植木等/猿の伊之助

ゲスト: 大友柳太郎/神島伊織、川合伸旺/大滝鉄心斎、山本由香利/神島百合、中井啓輔/大西虎之助、浜田雄史/杉田助之進、菅貫太郎/伊賀半九郎、蓑和田良太、木谷邦臣、福本清三
(高橋英樹の2役: 松平新之助)

*敬称は略させていただいています。

前のページ HOME

バックグラウンド

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログ内検索

カウンター

プロフィール

HN:
Madam
性別:
女性

バーコード

Book Shelf

忍者ブログ [PR]
Template by repe