燃えよ万平
~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~
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記録 - 破れ傘、水戸、必殺SP
ライブラリーから適当にディスクを選び出して観てみた。 必殺SPのみ、島田さん出演作でセレクト。
破れ刀舟 悪人狩り 第100話 夜歩き美女
(脚本: 木村雅夫、監督: 宮越澄)
火事が続き、材木の値は上がる一方。 貧乏長屋に回ってくる材木などなく、町の人々は苦しんでいる。 値上げに反対する材木商仲間の肝いり、大和屋惣兵衛 (内藤武敏) は、若年寄・柴田山城守 (田中浩) と結託し、汚い金儲けをする材木問屋・山城屋儀兵衛 (武藤英司) にはジャマな存在だった。 ある火事の晩、岡っ引きの源次 (沖田俊一) は、大和屋の娘・お雪 (服部妙子) が、夜着に裸足で町をさまよう姿を目撃する。 それを聞いた山城屋とその番頭・利助 (森章二) は、巷で話題の修験者・玄達 (渡辺高光) を使って、大和屋を殺し、お雪を犯人に仕立てあげる。
服部さんがゲストだったので、どんな不幸のオンパレードになるのかと心配していたが、刀舟先生のおかげで大和屋の命は助かり、悪人どもは成敗されて、ハッピーエンド。 「夜歩き病」 も、刀舟先生が 「必ず治してやる」 と約束。
刀舟先生が乗り込んできて、玄達の口から事のからくりが露見したと見るや、山城屋を斬って捨てる柴田山城守 = 田中浩。 それを見た我が夫、「ワンパクにも程がある!」 と、ひと言。 これには大爆笑。 ホント、たくましく育ちすぎだ (^^;)
水戸黄門 (第4部) 第24話 牢破り ~石巻~
(脚本: 葉村彰子、監督: 山内鉄也)
役人が盗人を捕らえるのを手伝った光圀一行だが、追われていた奥村喜一郎 (森次浩司) は父の仇を追う浪人だった。 仇の早坂弥平次 (大村文武) は、石巻の代官・早坂行部 (鈴木瑞穂) の甥。 早坂は、配下の同心・彦坂源八 (菅貫太郎) を使い、ひそかに喜一郎を亡き者にしようと企んでいた…。
仇と狙われる身内を匿うという、ありがちなパターンだが、この代官ったら、配下の者まで使って討手を始末しようとしていて、公私混同もいいところ。 それを知りながら、堂々と 「お代官さまの命令で動いている」 と手先になっている同心にスガカンを持ってくるあたり、いいキャスティングだな~。
世話になったお屋敷の若様・喜一郎とその妹・綾乃のため、牢破りまでしちゃう鯨料理屋の女将・お豊は、清川虹子。 迫力満点で、八兵衛との絡みが楽しい。 お豊の息子・木村啓之助 (住吉正博) は、真面目で正義感ある代官所の吟味役。 ラストでは代官に昇進 (牢破りしたくせにー/笑) で、めでたし。
今日の 「頭が高~い」 は、助でも格でもなく、仙台藩の殿の上使・片倉小十郎 (クレジットないので字は予想)で、なんと不破潤だった! 役名もなかったくらいなのに、そこを持っていくかぁ……と、ちょっと驚いた。
ラス立ちでは、波多野博が大活躍で動き回っていた。
必殺スペシャル 仕事人 vs 仕事人 徳川内閣大ゆれ! 主水にマドンナ
(1989年 脚本: 保利吉紀、監督: 松野宏軌)
次期大老の座を争う2人の家老、石倉甲斐守 (菅貫太郎) と脇坂常陸守 (江原慎二郎)。 その裏では、甲斐守の用人・鳴海勘兵衛 (戸浦六宏) に雇われて常陸守の命を狙う蛇の目の佐太郎 (大出俊) ら仕事人と、その常陸守の警護を請け負った主水たちも戦うハメに。 が、常陸守は、自分のバカ息子が馬で町人を引っ掛けるという事件を起こして甲斐守に身柄を確保されると、あっさり大老職を諦め、自身の家老職と息子の将来を保証するよう、甲斐守と裏取引。 仕事人たちは鳴海によって皆殺しにされそうになるが、生き延びた主水と政は、佐太郎の死に際の依頼を受ける。 態度を変えた常陸守に意見し、殺された折笠菊馬 (山下規助) の母で、主水が佐渡の金山奉行勤めだった頃のマドンナ、そして、実は主水と同じ裏稼業を持つ 「松風の佐和」 こと折笠佐和 (池内淳子) も加わり、恨みを晴らす。
この当時の必殺を見ていたわけではないので馴染みがないが、主水の仲間は他に、関取くずれの力 (安岡力也)、一筆書きの助六 (小野ヤスシ)で、元締は島田順司。 島田さん、老け役で杖を持っていたりなんかして。 鳴海の手の者たちに襲われた際、仕事人たちをかばって矢を受け、犠牲になってしまった…。 出番少なすぎ。
冒頭、竹薮で見つかった小判が本物と知って気絶する田中さまが最高 (笑)。 登場から、いつにも増して女性的だったし…。 ゲストでは、あくまで静かに怒りに燃える佐和が渋かった。 佐和が同業者と知った後の主水、気持ちがよく伝わってきて切ない…。
レギュラー (多分) の西田健/与力・鬼塚、山内としお/筆頭同心・田中のほか、ゲストに外山高士/乾屋久兵衛、辻萬長/立花左近 (常陸守の用人)、江幡高志/庄助など。 ナレーターは島田正吾。