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燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

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伝七捕物帳 第14話 誓いの舞扇

第14話 誓いの舞扇
 (脚本: 桜井康裕、監督: 斉藤光正)

前進座から嵐圭史がゲスト出演。 小春さんの昔なじみってことで、何か特別な関係が……? と思ったのだが、ホントにただの昔なじみだった (笑)。 踊りの西柳流家元の息子 (母が子連れで後妻に入ったので血のつながりはない) で、腹違いの兄に勝る実力で跡取りになるはずが、義兄に遠慮して身を引いたという設定。  最後に披露する清次郎の舞は、かなり長かったが綺麗だった。

ゲスト: 嵐圭史/清次郎、三林京子/お菊、浅茅しのぶ/お波、小林勝彦/大垣孫太夫、和沢昌治/富三郎、北山年夫/森田屋源兵衛、平林尚三/和十郎、石丸博也/喜之助、柿木恵至、井口義亮、花沢徳衛/平吉

*敬称は略させていただいています。
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大岡越前 天一坊事件

そして、新年の観賞2本目 (と3本目) は、大岡越前の第1部から。 スカパーであらゆる時代劇をチェックしている我が家だが、この 「大岡越前」 の第1部と第2部だけは、商品化されたDVDボックスを所有していたりする。 我が家では、ちょっと特別扱いの作品なのである。

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第27話 天一坊事件 (前)
 (脚本: 加藤泰、監督: 工藤栄一)

ゲスト: 金井大/天忠、木村敏恵/お政、舟橋元/大橋文右ヱ門、天津敏/赤川大膳、穂高稔/松平伊豆守、江見俊太郎/藤井左京、太田博之/天一坊、山形勲/山内伊賀亮


第28話 天一坊事件 (後)
 (脚本: 加藤泰、監督: 工藤栄一)

セミレギュラー: 加藤治子/妙、武原英子/加代、山口崇/徳川吉宗、片岡千恵蔵/大岡忠高

ゲスト: (上記27話のゲスト以外に) 山村弘三、唐沢民賢、永田光男、海老江寛/名主のソウスケ、藤沢薫、大木晤郎、村居京之輔、三田一枝

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天一坊の目を見て偽者に間違いないと確信し、その正体を暴こうとする忠相と、山内伊賀亮との言葉の対決が迫力満点。
マザコンの天一坊に妻・お政を連れて行かれた挙句、忠相がけしかけた仇討ちで命を落とす大橋文右ヱ門。 いいのか、これで?

天一坊の一味には、山形勲のほか、金井大、天津敏、江見俊太郎……と、見事に悪役俳優が集まっているが、中でも江見俊太郎が今までに見たことのないようなコミカルな演技を見せていて楽しい。

<こんなところに、あんな人>
前編: 瓦版売りに神戸瓢介 (多分、ホントはクレジットがあったのだろうが、例の再放送枠に合わせるための編集でカットされたと思われる)。 浪人の大橋が働く普請場で、「おめぇも浪人なら50両をなんとかして……」 と、天一坊の家来募集のことを話しかける町人は波多野博。 勇&島田魁コンビ……だけど、あっちが後か?

後編: 松平伊豆守の後ろに列席している重役の1人に平沢彰。 この重役の中には、永田光男さんも (こちらはクレジット、台詞ともにあり)。
ラスト、悪人一味を囲む役人の中に、平沢彰と波多野博。
 
*敬称は略させていただいています。

帰って来た用心棒 第26話 狂気の夜

2008年~2009年の年越しは、「キャプテンウルトラ」 (時代劇の悪役でお馴染みの中田博久さん主演、2008年に我が家で大ブレークした作品) の第10話、『スパイロケットワルダーあらわる!!』 と 「怪奇大作戦」 の第24話 『京都買います』 を鑑賞し、ちゃんと時計で年が明ける瞬間を確認。 新年を迎え、まずは夫のライブラリーから桂枝雀師匠の 『宿屋仇』 で大笑いする。 名演です。 この方の高座を生で観ることができなかったのは、本当に残念。

さて、新春上映会は時代劇の部へ。 新年の第1弾として選ばれたのは、これだ!

***************
帰って来た用心棒
第26話 狂気の夜 (脚本: 結束信二、監督: 河野寿一)


何者かに毒薬を飲まされて倒れた青木与兵ヱ (香月凉ニ)、千造 (小田部通麿)、十吉 (西田良) の3人と、青木の家に集まって大酒宴を繰り広げる妻たちの対比が楽しい。 甘酒を持って番所を訪ね、倒れている3人を見つけた万平だんなが、潜んでいた犯人・伝八 (八名信夫) に短銃で脅されながらも、いつもの万平節全開で見事に撃退。 そして、何があっても甘酒の瓶を手放すことはなかった……。
ラスト近くで青木の家に事件を知らせに来た使いの者が、青木ら3人が 「毒を飲まされて殺された」 と、はっきり言っているのが罠。 第2クールの最後に当たる26話でのことゆえ、こちらも一瞬どきっとさせられてしまう。

ゲスト: 堀内一市、邦保、沢淑子/おこん = 千造の女房、水上富美/おきぬ = 十吉の女房、武田禎子/ おすま = 青木の女房、石沢健/島兵ヱ、今沢昭信、川浪公次郎、表淳夫、春川純、藤本秀夫、和田昌也、高並功、穂積隆信/唐兵ヱ、八名信夫/伝八

*敬称は略させていただいています。

Happy Birthday!

うーむ、ここのところ更新がさっぱり……。
ここまでくると、遡って書くのも難しい状況だなぁ (手書きの鑑賞メモだけは溜まっているんだが)。

そんな中でも月日は流れ、この 「燃えよ万平」 もめでたく (?) 1周年を迎えた!
えぇ、すっかり間が空いてしまっているけど (^^;)
今までと少し形式を変えることになるかもしれないけど、続けていくつもり。 少なくとも 「時代劇鑑賞の記録」 という役割を果たすものにしなければね。 つくづく、毎日ブログを書ける人ってすごいなぁ……と思う今日この頃。

ま、細かいことは抜きにして、とりあえず1周年おめでとう!

柳生十兵衛 第1話 江戸城の熱血児

第1話 江戸城の熱血児
 (脚本: 池上金男、監督: 野波静雄)


徳川家康により、3代将軍に定められている西の丸様こと徳川家光 (山本亘)。 その気性の荒さに、父・秀忠 (北沢彪) は不安を抱いており、次男の忠長 (坂口徹) の方が世継ぎにふさわしいのではないかと考えていた。 兄の家光こそ将軍の器と思う忠長は、自分が将軍になろうなどとは考えていなかったが、守役の鳥居土佐守成次 (内田朝雄) は、忠長を次期将軍の座につけようと暗躍する。 そんな折、市中に出て気ままに過ごしてみたいと言い出す家光に、側に仕える松平定信 (中山仁) は猛反対。 一方、いずれ将軍になるため、市中庶民の暮らしを見ることは無駄ではないとの考えを持つ柳生十兵衛 (山口崇) は、家光を城から連れ出し、財布を渡して市中に送り出してしまう。

***************
【所感】
ゲストがよかったので何話か先に観てしまっているが、そろそろちゃんと第1話から観ようじゃないかということになり、週末を使っての集中観賞。 前にも書いたが、何と言っても十兵衛 = 山口崇のかっこよさにクラクラしてしまう。 若いのに胆が据わっている様子から、サブタイトルの 「熱血児」 が今ひとつ合っていない気もするけど……。 この第1話では、まだ目に傷を負っていないので、そのイケメンぶりを堪能 (笑)。 などと浮かれているようだが、主役がかっこいいだけで面白いわけがない。 セミレギュラー、ゲストの顔ぶれも豪華、豪華。 十兵衛の父・柳生宗矩に特別出演として御大・片岡千恵蔵の名前があるだけでも、大いに観る価値あり。 家光の悪口を言う土佐守一派を諌めるシーンは、静かだからこそ誰も逆らえない威圧感と迫力があり、思わず見入ってしまった。
十兵衛の内弟子となる豪快な荒木又右衛門に緒形拳、家光の懐から財布を抜き取るスリ、空っ風の三九郎に田中邦衛……と個性派が揃い、これからどんな演技を見せてくれるのか楽しみ。

でも、まぁ、この第1話のハイライトは、十兵衛が城から連れ出した家光を市中に送り出すシーンだろう。 財布を渡して、「しばらくお暇します。 どうぞ、どこへなりと」 と言い出した時には、家光と一緒になって 「え?」 と驚いたが、あぁ、そうか、そう言っておいて影で見守るわけね……と思っていた。 いや、信じていた (^^;)
なので、家光を見送った後、墓参帰りの瑞代さんに会いに行っちゃった時には、本当に驚いたぞ! 案の定、このことが今後の十兵衛の生き方を大きく変える発端となるのだった……。

家光のような身分の人間が市中に出た時のお約束シーンとしては、茶店でお茶を出されて 「大儀」、飲んで吹き出し、「町の者はひどいものを飲んでいるんだな」。 ほかの客が食べている団子を見て 「あの串刺しを持て」 など。 この茶店として使われているのは京都、今宮神社の参道にある 「あぶり餅」 のお店 「いち和」。 少し巻き戻して確認してみたら、今宮神社の中にある橋から門を出て、いち和に入っていた。 自分でロケ地がわかったのは初めて!

レギュラー: 山口崇/柳生十兵衛、中山仁/松平信綱 (伊豆守)、永原和子/瑞代 (信綱の妹)、坂口徹/徳川忠長、緒形拳/荒木又右衛門、田中邦衛/空っ風の三九郎、片岡千恵蔵 (特別出演)/柳生宗矩 (但馬守)

ゲスト: 里見浩太朗/幡随院長兵衛、中谷一郎/奥平図書助、藤田弓子/りえ (長兵衛の妹)、内田朝雄/鳥居成次、北沢彪/徳川秀忠、三島雅夫/沢庵宗彭、国一太郎、有島淳平、大月正太郎、森源太郎、中井啓輔、小山田良樹、川谷拓三、小峰一男

<こんなところに、あんな人>
市中に出た家光が立ち寄った茶店で、りえに絡むやくざ者 (大鳥組) は、国一太郎、川谷拓三&福本清三。 福ちゃんだけクレジットがないのは、どういうわけだー。 城中で鳥居に 「家光が行方不明」 と報告に来る侍に小山田良樹。

*敬称は略させていただいています。

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