燃えよ万平
~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~
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ちょっと停滞中
そんなロック道中にも時代劇! というできごとに遭遇したのは6月20日、大阪から名古屋に移動した日のこと。 ホテルにチェックインしてテレビをつけたら、水戸黄門をやっているではないか! ライヴへの出陣まで時間もあるし……と、観ることにする (笑)。 途中からだったんだけど、どうやら中谷一郎が2役を演じているらしい (夫の調査で第11部の24話と判明)。 しかも、しばらく観ていたら、菅貫らしき人が! 旅先で、こんな大当たりのゲストが観られるなんて嬉しすぎ。 そういえば、去年の夏、京都に旅行した時にも 「新必殺仕置人」 の再放送に当たったが、その時もたまたま観た話が川合伸旺がゲストの話で大喜びした……なんてことがあったっけ。
これも旅の記念……と、画面に映る菅貫の写真を撮る夫であった。
水戸黄門 (第11部) 第24話 弥七に似てた三度笠 ~館山~
(脚本: 芹沢俊郎、監督: 居川靖彦)
房州館山で、少年に案内された宿は落ち目となってしまった網元の家だった。 漁業の権利と娘の両方をねらう色と欲との悪党が代官と組んで横車の悪業。 そこに現れた渡世人が何と風車の弥七と瓜二つ。 間違えられた弥七が牢に入れられてしまった。 水戸老公の作戦にキリキリ舞いの悪党一味を見事に退治して明るい漁場を取り戻す。 (制作会社C.A.Lのサイトより。 さすがにメモ取ってなかったからねー)。
レギュラーは、東野英治郎、里見浩太朗、大和田伸也、中谷一郎、高橋元太郎。 あと、一緒に旅をしているらしき娘 (詳細はナゾ)。 ゲストも豪華よ。 菅貫太郎/船形屋久造 (漁業の権利と娘の両方をねらう悪党)、浜田寅彦/三崎屋 (落ち目になった網元)、中島ゆたか/お圭 (三崎屋の娘)、川辺久造/川合武太夫 (代官)。 弥七に瓜二つの渡世人・追分の半次は中谷一郎の2役。 ほか、漁師の1人に有光豊、船形屋の子分に木谷さんや福ちゃん、捕り方に小峰さんなど。
印籠を出したのが助さんだったのが新鮮。 シリーズを通して助さんが印籠担当ということはないと思うので、このパターンが見られたのも当たりだったな。 久々の里見助さん、かっこよかったな~。
あと、川辺久造が出演しているところへ、船形屋の名前が 「久造」 ってのは……。 狙ってるのか? 2人が揃っているところで半次が 「久造!」 なんて叫んだりすると、どっちが返事するんだろう……とか、真剣に考えてしまうじゃないか (笑)。
記録 - 俺は用心棒
俺は用心棒 第21話 おっかあの唄
(脚本: 結束信二、監督: 河野寿一)
女と逢引する東町与力・相島 (楠本健二) を狙う新太は、出会茶屋の前で獲物が出てくるのを待つ。 新太が吹く草笛に足を止める菓子屋の丁稚 (加賀爪清和) は、もう一度聴きたいから、と使いの帰りにまた寄る約束をする。 が、奉行所の手が回って新太が囲まれたところへ戻って来てしまった丁稚は、新太の知り合いと勘違いされ、番屋で責められた挙句、店から暇を出されてしまう。
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【所感】
ここのところ、品田万平不足が続いていたため、引っ張り出してきてしまった (笑)。 ホントは、用心棒シリーズで唯一のカラー作品、第19話の 「眞葛ヶ原にて待つ」 を観ようと思っていたのだが、いざディスクを入れてみたら、この話のゲストが加賀爪清和だったので、それも久しぶり……と、こっちを選ぶことにした。
長州の刺客で渡世人の新太 (中野誠也: サブレギュラー) が中心の話で、万平だんなの出番は少なめ……。 ま、そんな中でもいい味を出して笑わせてくれたけど! 総司がお休みだったのも淋しかったなぁ。
新太が吹く草笛のメロディが 「出雲のひえつき唄」 で、故郷の母を思い出した丁稚が新太に声をかけるのが、この話の始まり。 が、新太は、どう見ても吹いているように見えない! 少し頬を膨らませるだけでも違うと思うんだけど……。 ただ、葉っぱをくわえているだけだもんなぁ (^^;)
その新太、「うまくねぇ」 を連発していたが、万平だんなの 「うまくない」 には、かなわない……って感じかな。
完全文無しの野良犬 & 万平だんながねぐらにしている、お寺の荒れ果てた墓守小屋に逃げ込んだ新太。 匿ってもらった礼を……と財布を出すが、黙って受け取るわけにはいかないと断る万平だんな。 が、続いた言葉は、「どうしても寺に寄進したいと言うなら預かってやるぞ」 だった (笑)。 そして、ちゃんと小判を1枚頂戴するのであった。 相変わらずっていうか、さすがっていうか。 でも、やっぱり最初のシリーズってこともあってか、後半に比べて、まだ硬さが残っている感じがしたな。
……まぁ、後半がはじけすぎ、とも言うかもしれないが (笑)。
そうそう、忘れちゃならないのが、千造 = 小田部さん! どう見ても関係ないとわかる丁稚を、番屋でしつこく責める相島に、「この子は本当に知らない。わしら、長年の勘でわかります」 と助け舟を出す。 青木のだんなだって黙って見ているだけなのに (まぁ、上司には意見したくないわな)。 かっこいいぞ、千造!
ゲスト: 加賀爪清和/丁稚、真屋順子/お八重、吉田義夫/八重の父、楠本健二/与力・相島、井上繁 (← いつもと名前の字が違っていた)/相島の小者
素浪人 月影兵庫 第3話 白刃が待っていた
素浪人 月影兵庫 (第2シリーズ) 第3話 白刃が待っていた
(脚本: 結束信二、監督: 佐々木康)
大工修行に出たはずがヤクザの道に足を踏み入れてしまった清吉 (島田順司) は、恋人・おしの (御影京子) に言い寄る若親分を誤って刺し殺してしまい、ヤクザの親分と目明しの両方に追われることになってしまう。 病気の父にひと目会うため、おしのを連れて故郷に戻る清吉だが、そこには既に追手が……。
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【所感】
我が家のDVDデータベースを整理していた夫が、「素浪人 月影兵庫」 の第2シリーズに島田さんゲスト出演の話がある……などと言う。 やーね、そんなこと発見しないでよ。 見なきゃいけないじゃないの (笑)。
ちなみに、この 「素浪人 月影兵庫」 シリーズは未見で、後の楽しみに取ってあるのだ (あー、そういうものが、一体いくつあるのやら……)。
久々に見た近衛十四郎の立ち回り、やっぱりかっこいいわ~。 囲んだ敵を睨みつける目の力がすごい。 ほんっとに怖い! 睨まれただけで退散するな、あたしだったら。
そんな月影のだんなが怖がる猫だが、これがみんな可愛いこと、可愛いこと (笑)。 猫好きは、思わず TV に向かって、にゃ~っと言いたくなってしまうのだった。
島田さんはメインゲストで、回想シーンも含めて出まくり。 何かと笑わせる近衛十四郎 & 品川隆二のコンビに加えて、目明し役でゲスト出演の Wけんじの漫才が面白すぎる中、シリアス・パートを担当。 ヤクザといってもワルではなく、普通の青年が調子に乗って足を突っ込んじゃいました……って感じがよく出ていた。 清吉が刺した若親分、実は死んでいなかった、しかも目明しが追っていたのは若親分の方だった……というオチで、ハッピーエンド。 ラストには舟を漕ぐシーンもあり。
劇中で、清吉の妹・お弓 (北城弓子) と半次が仲良くデュエットで歌う挿入歌 「居酒屋小唄」 の作詞は結束信二。
ゲスト: 島田順司/清吉、御影京子/おしの、北城弓子 (クラウンレコード)/お弓、Wけんじ (東けんじ、宮城けんじ)/目明し、遠山金次郎/ヤクザの追手の1人
暴れん坊将軍III 第15話 三ツ葉葵は地獄の紋章!?
(脚本: 今村文人、監督: 荒井岱志)
メインゲストが綿引勝彦ときたら、観るしかない! 真面目一方の同心役だが、どこかハイテンション (笑)。 息子が死んだのは妻の不注意が原因と許せず、つらく当たる。 一方、新さんは大規模な銭買いが行われ、新しく鋳造した銭が市中に出回らず、海外に流出しているという噂の真相を探る。 私腹を肥やしていたのは船奉行、その放蕩息子は同心の息子を馬で蹴り殺した犯人だった。
前進座の瀬川新蔵もゲストに名を連ね、我が家にとっては大サービス (笑)。 旗本が相手では孫を殺された怒りも胸の内に収めておくしかない町人の心をいい味で演じていたけど、どうもこういうゲスト出演の時は地味な役が多くて、もったいない気がしてしまう。
<こんなところに、あんな人>
両替商・菱田屋で、持ち込まれた銭を買い取る番頭に山田良樹。 船奉行の息子の旗本仲間に小峰隆司。 ラス立ちでは、「出会え!」 の声で出てくる侍たちの筆頭に福本清三……と充実。
ゲスト: 綿引勝彦/猪俣隼三郎、優ひかり/おとき、北城真記子/政代、須藤健/菱田屋金左衛門、中嶋俊一/黒磯数馬、北村晃一/中村、高並功/沢井、瀬川新蔵/茂助 (おときの父で職人)、大木晤郎/与力、谷口公浩/正太郎 (猪俣の息子)、山田良樹/番頭、御木本伸介/黒磯六太夫