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燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

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記録 - 水戸黄門 (第7部)

第2話 姫君はにせ者 ~福島~ (脚本: 葉村彰子、監督: 山内鉄也)

この前に観た映画 「新選組鬼隊長」 で、藤堂平助を演じていた堀雄二が 「外山高士にそっくり」 という話になった。 もしや同一人物?と思ったが、調べてみたら、2人が一緒に出演しているものがあったので、別人とはっきりした。 じゃあ、記念に (何の?) 観てみることにしたら、なんと 「大岡越前」 で忠相の妻・雪絵の父親、吉本作左ヱ門を演じていた方ではないか! 忘れちゃならないお人でした。
側室の子を殿の後継ぎにするため、姫さまを亡き者にしようと画策する悪家老。 その姫を守るために仕立てられる身代わりとして、光圀一行の連れ、お春 (村地弘美) がさらわれる。

ゲスト: 堀雄二/河村外記、深江章喜/鬼塚大八、外山高士/溝呂木兵部、内田勝正/田代三郎太、原田清人/津上源八郎、海老江寛/飯屋の主人、仁科明子/綾姫、志垣太郎/大久保大三郎、上月晃/尾上
ほか、峰蘭太郎、小峰一男、ラス立ちに小山田良樹など。


第4話 御用船大爆破!! ~石巻~ (脚本: 葉村彰子、監督: 内出好吉)

上述の第2話が豪華すぎたこともあり、続けて同じディスクに入っている話も鑑賞。 配役に小田部さんの名前を見て素通りしたら、罰が当たる (笑)。
松島を見物する光圀一行。 お新は、旅人らしき男に 「雷お千」 なる女と間違えられ、「十六日」 と書かれた文と、仙台藩の紋と 「石」 の字が彫られた手形を渡される。 それは、奥州随一の盗賊・時雨の音蔵一味のつなぎだった…。

ゲスト: 日下武史/小沼将監、田中明夫/時雨の音蔵、弓恵子/雷お千、黒部進/安吉、小田部通麿/熊三
ほか、代官所役人に波多野博や小峰さん。 小田部さんは音蔵の一味で、修行僧姿。 ご隠居、助&格、八兵ヱの男4人の入浴シーンあり (^^;) 相手をよく確かめずに仲間の大事な文を渡してしまうドジを踏むのは安吉。


第5話 何の因果で若旦那 ~花巻~ (脚本: 葉村彰子、監督: 松尾正武)

ささいなことから、すねて老公一行と別行動の八兵ヱは、2人の小悪党に 「江戸屋の若旦那」 と持ち上げられ、湯治場で芸者を上げて大尽遊び。 まんまと騙されて勘定を押し付けられた八兵ヱは、借金のかたに宿で働かされることになった。 その宿に盗人が入り、何かと優しくしてくれた娘・おはつが手引きしたと疑われると、今度はその身代わりとして代官所の牢に入れられてしまった。 八兵ヱを助け、盗賊一味を捕らえた光圀は、宿の主人におはつの借金も棒引きにさせ、親孝行な娘も救ったのだった。
冒頭で一行が見学する鹿踊り (ししおどり) は、空也上人が殺された鹿を供養するために始めたもので、京から伝わったものと、ご隠居のプチ解説あり。 踊りを見る八兵ヱの後ろから伸び上がって覗く町人に木谷さん、さらに後ろから小峰さんが覗く。

ゲスト: 川地民夫/新助、三木聖子/おはつ、露原千草/おはつの母、石井富子/お峰、中山昭二/唐木十太夫、江幡高志/千太、北村栄三/丹波五郎治 (代官所役人)、三角八郎/万吉、西山嘉孝/与平衛 (湯宿の番頭)、永野達雄/甚左衛門 (湯宿の主人)、西田良/盗賊一味の1人、井上茂/牢番
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新選組鬼隊長

新選組鬼隊長 - 1954年、東映
(脚本: 高岩肇/結束信二、監督: 河野寿一)

原作は子母澤寛の 「新選組始末記」。 新選組の池田屋襲撃から近藤勇が流山で投降するまでを描く。 2時間弱で完結させるため、かなり駆け足で話は進み、蛤御門の変や不動堂村への屯所移転など、字幕のみで説明される部分も多い。 「鬼隊長」 なんていうタイトルなので、強すぎちゃう近藤が新選組をぐいぐいと引っ張っていく話かと思っていたが、良い意味で裏切られた感じで、時の流れの中で変わっていく新選組の姿を通して、近藤勇の心情が見事に綴られている。

エピソードとして取り上げられているのは、池田屋斬り込み、山南敬助の脱退、伊東甲子太郎の入隊から高台寺党の分離、油小路の襲撃、鳥羽伏見の戦い、甲陽鎮撫隊~流山の戦い、そして勇の投降。 勇と梅香、総司とあぐり、新八と千代菊など、恋人たちの姿も織り交ぜられているが、どれも純粋で美しい (勇は妻子がいない設定)。 また、藤堂平助は、かなり勇に近い存在になっていてフィーチャー度が高く、勇と同様に変わっていく新選組に対する複雑な思いがよく描かれている。

土方歳三は、ほとんど悪役の扱い……。 が、伏見に移ってから京へ行く近藤に、最後の機会になるだろうから必ず梅香に会いに行ってやれ、と勧めたり、勇が投降を決めるシーンでは、「俺はお前なしでは生きていけない。 連れて行ってくれ」 と言い出したり。 前半がほとんど勇のひとり舞台ということもあって、2人の関係が深く描かれていないので、ちょっと唐突。 ……どうでもいいけど、台詞だけ書いちゃうと愛の告白だわな (^^;)
「若き二枚目剣士」 の定石通り、中村錦之助が沖田総司を演じているが、話の始まりが池田屋なので、いきなり喀血……。 あまり笑顔が見られないのが残念 (錦之助だから声だけは元気なんだけど/笑)。 近藤以外の隊士との絡みも多くなく、いつも1人という印象が残った。

<キャスト>
片岡千恵蔵 (近藤勇)
原健策 (土方歳三)
中村錦之助 (沖田総司)
島田照夫 (永倉新八)
清川荘司 (山崎丞)
三条雅也 (島田魁)
堀雄二 (藤堂平助)
石井一雄 (佐藤猛)
加賀邦男 (山南敬助)
月形龍之介 (伊東甲子太郎)
東千代之介 (徳川慶喜)
喜多川千鶴 (梅香)
田代百合子 (あぐり)
千原しのぶ (千代菊)
水戸光子 (おれん)
吉田江利子 (まさ)
八汐路恵子 (お新)
山口勇 (篠原泰之進)
杉狂児 (柳斎)
上代悠司 (斎藤一)
河部五郎 (赤松範静)
団徳麿 (加納道之助)
青柳龍太郎 (稲葉長門守)
市川小太夫 (水野和泉守)
永田靖 (勝安房守)
加藤嘉 (松平肥後守容保)
山形勲 (堀直虎)
薄田研二 (小栗上野介)
三島雅夫 (榎本武揚)
吉田義夫 (大鳥圭介)
千田是也 (後藤象二郎)
青山杉作 (佐藤彦五郎)
永井智雄 (原田左之助)
小金井修 (玉置伊之助)
中野市女蔵 (大石鍬次郎)
大文字秀介 (山野八十八)
藤木錦之助 (川村隼人)
島田伸 (池田屋惣兵衛)
小崎正彦 (佐藤俊宜)
赤木春恵 (料亭仲居)
山田光子 (産婆)

新選組血風録

新選組血風録

司馬遼太郎の同名小説を原作とするテレビ映画。 短編集である原作を生かしながら、結束信二のオリジナル脚本によるストーリーを加えて、箱館戦争における土方の最期まで、新選組の軌跡を追う。 土方役の栗塚旭がナレーションも担当し、土方の目を通して新選組の歩んだ道を語る形になっているが、近藤や沖田をはじめ、ほかの隊士についても、それぞれをフィーチャーしたエピソードを交えて丁寧に描いている。

【番組データ】
放映: 1965年7月~1966年1月 (全26話、モノクロ)
制作: NET (現テレビ朝日)/東映
原作: 司馬遼太郎
脚本: 結束信二
プロデューサー: 上月信二/田村嘉
音楽: 渡辺岳夫
擬斗: 上野隆三
監督: 河野寿一/松尾正武/佐々木康
ナレーション: 栗塚旭

【主なキャスト】
栗塚旭: 土方歳三
舟橋元: 近藤勇
島田順司: 沖田総司
左右田一平: 斉藤一
徳大寺伸: 原田左之介
有川正治: 永倉新八
国一太郎: 藤堂平助
北村英三: 井上源三郎
坂口祐三郎: 山崎烝
玉生司郎: 島田魁
遠藤辰男 (現・太津朗): 芹沢鴨
飯沼彗: 新見錦

第1話

虎徹という名の剣

第2話

誠の旗

第3話

昏い炎

第4話

胡沙笛を吹く武士

第5話

海仙寺党全滅

第6話

鴨千鳥

第7話

菊一文字

第8話

長州の間者

第9話

池田屋騒動異聞

第10話

刺客

第11話

槍は宝蔵院流

第12話

紅花緒

第13話

強襲十津川屋敷

第14話

狂った盃

第15話

脱走

第16話

襲撃木屋町二條

第17話

鴨川銭取橋

第18話

油小路の決闘

第19話

あかね雲

第20話

その前夜

第21話

夕陽の果て

第22話

海鳴りが呼ぶ

第23話

江戸の月

第24話

風去りぬ

第25話

流山

第26話

燃える生命

長七郎江戸日記 第33話 影討ち

第33話 影討ち (脚本: 白井更生/監督: 高倉祐二)
陸奥・棚倉藩の納戸役、浅尾清之助 (島田順司) の家は、代々 「影」 を務める家柄。 「影」 とは、藩主の命を受け、表立ってできない上意討ちを裏で行う役目。 すでにほとんどの大名家で廃止されたという影討ちだが、棚倉藩の当主・丹羽左京太夫 (伊東達広) は、藩内で自分の命を狙っている者がいると、側室・お市の方 (長尾深雪) に吹き込まれ、次々と影討ちを命じる。 藩の留守居役・平戸源兵衛 (淡路康) を影討ちする現場を見られ、浅尾は長七郎の命を狙うが、「無益な殺生はやめろ」 との言葉に、斬れずにいた。 新たに左京太夫の弟・丹羽左馬助 (さまのすけ/北條清嗣) を討つよう命じられる浅尾だが、長七郎の口封じが先決、と左馬助を斬らずにいる。 やがて、役目を果たさぬ影を討つため、新たな影が放たれる…。


島田さんゲスト出演シリーズ、その2。 バカ殿の命令に疑問を抱きながら、逆らえるわけもなく、影の役目を務める浅尾が、自らの心にある疑問への答えをストレートに投げかける長七郎の言葉に揺れる姿を好演。 でも、暗~い役でねぇ…。 悩める島田さんも好きだけど、笑顔がないのは、やはり淋しい。 息子の新太郎 (沖田さとし) に、影の家柄であることを告げるシーンで、やじろべえを作る姿が映るが、今までに影として心ならずも斬った人への供養のためとか、何か意味があったんじゃないだろうか。 それとも、本来は争いごとを好まない穏やかな性格ってことを強調するものだったのか。 予想通りと言うのもナンだが、最後は妻の墓前で切腹して果てる。 その場に長七郎がいたので、何となく安心して見ていたため、腹を切った瞬間、「あー、何やってんのよー! 腹、切っちゃったじゃないのー!」 と叫んでしまった (^^;)  まさか、長七郎がよそ見していようとは! 
不覚であった…。 長さんのバカ~ (ToT)

役目を果たせない影を討つために放たれる第二の影は、新太郎の恋人の兄・高垣鉄之進 (時本和也) だが、長七郎のおかげで仇同士になることもなく、ハッピーエンド。 ちなみに、今回の黒幕は、棚倉藩の家老・出石主水 (勝部演之)。 お市の方と通じて、疑心暗鬼の殿を操り、実権を握ろうとしていたのだった。 

最初の影討ちを目撃したところで、鬼の面を付けた浅尾を見て、「鬼!」 と驚くおれんさん。 が、浅尾が逃げた後、現場を確かめるのに必要だったとは言え、おれんさんから提灯をもらっておいて、明りを持たずに番所へ走らせる長七郎も鬼だと思うぞ (笑)。 
おれんさんと長さんが話しているシーン、夢楽堂の入り口で、ほうきを持った辰が掃除しながら踊っているのがおかしかった。 細かい芝居してる…っていうか、ヒマなのね (笑)。  メインで映っていない時でも、こうやって目を引くところは、さすが。

<こんなところに、あんな人>
左馬助の供侍の中に、木谷さん。
ラストの立ち回りでは、福ちゃんが最後に斬られていた (黒幕の直前ね)。 一回転して倒れるという、相変わらず見事な斬られっぷりを披露。 かっこよすぎる…。

長七郎江戸日記 第63話 おふくろさんよ…

第63話 おふくろさんよ…
 (脚本: 鈴木生朗/監督: 原田雄一 )

武州から息子に会うため、江戸に出てきた塩原多喜 (初井言榮) は、ひょんなことから辰三郎の長屋に居候することになる。 多喜は夫亡き後、女手ひとつで4人の子供を育て上げたという女傑だが、自慢の息子・勝四郎 (真夏竜) が学ぶ私塾 (練成館: 字は予想) で、館長の佐藤旬斎 (島田順司) から、非常に素行が悪く、しまいには館長を殴って飛び出して行き、今は行方不明…と聞かされ、力を落とす。 見かねた辰は多喜を励ましながら、勝四郎を探すのを手伝うことに。 一方、立て続けに起こる短筒による殺人事件を調べていた長七郎は、4人の犠牲者が皆、「闇公方」 なる盗賊一味の探索に関わっていたことを知る。 南町奉行・牧野備前守 (内田稔) は、既に捕らえている闇公方一味の浪人たちを解き放すように求める脅し文を受け取っており、これ以上の犠牲者を出さない ため、闇公方の要求に従うことを決めていた。 解き放された浪人たちを追った長七郎は、闇公方一味の中に勝四郎の姿を見つけ、連れて帰ろうとする。 が、その途中、南町の筆頭与力・大橋左門 (穂高稔) が現れ、手配中の者として勝四郎を捕らえて行く。 六さんの調べで、勝四郎は奉行所内にはいないらしいと知った長七郎は疑問を抱く…。


島田さんのゲスト出演作ってことで観賞。 悪だよ悪、待望の大悪♪ かっこよかった~。 闇公方は目だけを出している頭巾スタイル。 この頭巾、左右と真ん中に角 (?) が立っていて (前から見ると 「山」 の字みたいな感じ)、悪の総司令って感じでかっこいい。 勝四郎が大橋のスパイとして潜入しているなんてことは、とうにお見通し。 自らの正体を明かし、目を細めて 「殺れ」 と手下に命じるんだが、目しか出ていないから、何だかすごく楽しそうな顔に見えて、かえって不気味 (で、ステキ)。 長七郎の正体を知った後の台詞は、「長七郎君だとて恐れはせん。 血祭りに上げろ!」 いやん、かっこいい~。 ま、最後は長七郎に 「呆れた奴」 と言われ、あっさり斬られて終わり。 …しかし、闇公方なんて名乗っている割には何がしたいのかよくわからない一味だった。 ただの盗賊にしちゃ、大仰な名前なんだけど…。
それにしても、奉行に届いた矢文を読み上げるのが島田さんの声ってのはどうかと思う! それじゃ、正体がバレバレじゃないかぁ。 一応、声のトーン変えていたけど…、どう聞いたって島田さんの声だよ (T_T)  こっちは、大方の予想はついていても、最後に大ワルが出てきた時に、やっぱりか!…って思いたいんだからー。 長七郎が読み上げるとか、文面を映すとか、いくらでも方法はあるだろうに! 

…と、闇公方のことばかり書いているが、この話で描かれるのは多喜と辰三郎の心の触れあい。 母親の愛情を感じさせてくれる多喜に、憎まれ口をききながらも精一杯の 「親孝行」 をしてあげる辰がいいのよね。 
ちゃらんぽらんで、どうしようもないんだけど、なぜか憎めないヤツ。 この番組には欠かせないキャラクターだ。
 
闇公方一味で、奉行所から解き放された浪人たちの中に福ちゃん。 舟を降りた後、土手で滑る! が、すぐに体勢を整えて事なきを得る (おかげでレアなものが見られた。 転んでたらNGだもんね、きっと)。 が、そのすぐ後に短筒でズドン。 刀も抜かずか…と、がっかりだったけど、ラストの立ち回りでは、顔を見せることなく見事な斬られっぷりを披露していた。 あの体の回転の速さは、間違いなく福ちゃん (だと思う)。 ちなみに、長い廊下を使って、障子越しのシルエットで見せる立ち回りは、かっこよすぎ! この中で福ちゃんがのけぞっていたら、言うことなしだったんだけどなぁ。 殺陣は 「新選組血風録」、用心棒シリーズ等の上野隆三さん。

そうそう、黒だよねーと期待していた与力の大橋、白だった (笑)。 その娘で、勝四郎の許婚・早苗は丸山秀美。

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