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燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

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俺は用心棒(2) 第3話 陽炎の宿

第3話 陽炎の宿 (監督: 河野寿一)
やくざの足を洗って今はかたぎの弥助 (剣持伴紀) は、昔の恨み (しかも逆恨み) で、土地のやくざ、白牛一家の身内 (役名、役者名ともにわからず) に襲われる。既にかたぎの身と土下座し、必死で争いを避けようとするが、聞き入れてもらえず、もみ合っているうちに誤って相手を殺してしまう。それを見ていた田島次郎は、自分でも同じ結果になっただろう…と、弥助を見逃す。 その頃、万平だんなは、赤ん坊が産まれそうだから、と実家に帰ってしまった旅籠の主人 (森章二) に留守を頼まれていた (もちろん勘定がたまっているから)。 そこへ弥助の連れの女、おちか (河村有紀) がやって来る。 自称 「旅籠の留守居役」 の万平だんなは、弥助を追っているという4人の渡世人 (弥助が抜けてきた春駒一家の子分) から、おちかを隠してやる。 無事に再会を果たす弥助とおちかだが、春駒一家に加えて、白牛の鉄五郎 (加藤忠) からも子分の仇と狙われる。 白牛一家の刺客として旅籠に現れたのは、用心棒のだんなだった…。 

春駒一家の代貸、辰次郎は根上忠。


予告編から 「品田万平は、黙々とにぎりめしを作る」 と言って期待させられていた話。 留守を頼まれた万平だんなが台所を調べながら、いろいろ味見してみているのが楽しい。 「その辺をぶらぶらして」 帰ってきた田島くんが、旅籠の勘定のために自分の刀を金に変えようかと申し出ても、キミは金策の心配なんかしなくていい、ゴロゴロしていなさい、なんて甘やかしたことを言う目が優しい。 まるで母…(笑)。 これまた旅籠の勘定のために、やくざの仕事なんか引き受けている用心棒のだんなは、すでに3人の大黒柱。 まるで親子旅だね…。  

弥助をかばって、どうしても斬るなら私が相手をする、と用心棒の前に立ちふさがる田島くん。 こらこら、お父さんは、みんなの旅籠代を稼ぐために仕事を受けてきたんだぞ。
でも、用心棒のだんなは、そうムキになるな、と余裕。 だいぶ顔が緩んできてるみたいだけど、どうしちゃったんでしょう。
万平だんな、にぎりめし片手 (たまにかじりながら) の立ち回りが、かなり笑える。 宿代だけ残して立ち去ったのを悪いと思い、後から主人に産着を送る思いやりに、こっちまで嬉しくなってしまう。 
旅籠の主人を演じる森章二が、いい味を出している。

ところで、オープニングの出演者クレジット、栗塚旭が1枚で出た後、基本的には島田さん (右)、左右田さん (左) なのが、たまに逆なのは、意味があるんだろうか…。 ちなみに、この第3話は左右田さんが右。 山のようなにぎりめしを作って頑張ったから?(笑) 

<こんなところに、あんな人>
弥助を追ってきた春駒一家の一人に、玉生司郎。 旅籠の人間は留守なので面倒が見られない、と留守居役に言われて、台所から自分で急須と茶碗を持って行く姿が、妙に似合う。 どうも 「いい人」 にしか見えなくて困る…。 旅籠で万平だんなと話していると、ついつい斉藤一が2人…とか、裏通り先生と斉藤…とか思ってしまうし (^^;)
白牛一家の子分の一人に井上茂。

【月間13本/年間13本】

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PICKWICK - Raspberry HOME 俺は用心棒(2) 第2話 草笛の鳴る朝

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