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燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

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銭形平次 第581話 吉凶うらおもて

第581話 吉凶うらおもて (脚本: 迫間健/監督: 岡本静夫)
近頃、江戸の町を騒がせている盗賊一味・天魔党は、押し込み先に必ず次の予告文を残して行くが、捕らえられずにいる平次たち。 予告にあった材木問屋の三島屋を張り込む町方だが、同心の井関 (外山高士) は、本当に来るわけがないと、新米同心・乙部 (表淳夫) を引き上げさせてしまう。 その隙をついて押し入った天魔党は、まんまと三千両の金を盗み出し、次の狙いは浅草の越後屋と予告していく。 責任を問われて次の警護から外された井関と乙部。 井関は、同心になりたての乙部が、自分のために立場を悪くしてしまっては申し訳ないと、樋口のだんなに頼んで、越後屋の見張りに着く。 奉行所の情報が漏れているのではないかと感じる平次は、そんな井関を怪しむ。 一方、平次が親しくしている浪人・那須小弥太 (高津住男) は、同じ長屋に住む八卦見の一見堂中斉 (いちみどう ちゅうさい/左右田一平) から、越後屋の用心棒の口を紹介される。 傘張りで生計を立て、貧しい暮らしを送る那須は、剣の腕は全くダメだったが、添え状と刀まで用意してくれた中斉に感謝し、引き受けることにする。 越後屋が店に金を置いているか確かめるため、おとりを使って押し入ろうとする天魔党。 おとりの男は、金が別の場所に移してあることを仲間に知らせたところで平次に見つかり、越後屋の裏口にいた井関に助けを求める。 平次がにらんだ通り、天魔党と通じていた井関は男を始末し、さらに現場を目撃した乙部も斬る。 そして、様子を見に来た那須を乙部殺害の下手人として捕らえるのだった。


左右田さんのゲスト出演ってことで選んだ1本。 大悪だったのは意外だが、とぼけた感じで人のいい表の顔 (易者ひげがステキ/笑) と、盗賊の頭領という裏の顔、両方が楽しめて嬉しい。 ハマっていたのは、やはり表の顔。 左右田スマイルには騙されても仕方がない。 なんつったって、最強の恵比須顔だからなぁ…。 張り終わった傘がたくさん広げられた那須の長屋では、傘の隙間を縫って上がりこみ、勝手にするめを食べたりするあたり、ちょっと万平テイスト (笑)。 最後は、平次と大立ち回りの末、十手で4回も殴られて (平次め…)、お縄。 平次の啖呵、「まだ、てめぇらに世直しされるほど末世じゃねぇや!」 で、万平だんなの 「末世末法」 を思い出したのは言うまでもない。

今日の万七&清吉コンビは、天魔党一味を木戸で止めていながら、はやり病で死んだ者が入った棺桶を運んでいると聞いて、ろくに中を調べずに通してしまう失態。 死体を見せられそうになって、嫌がる万七が最高 (笑)。 後で平次に、ちゃんと中を検めたのかと聞かれて、もちろんだと答えるのを、横から 「ウソですよ~」 と清吉がばらしちゃうのが楽しい。 ちなみに、棺桶を積んだ荷車の横で、お経を唱えている天魔党の手下の1人、鉄禅を演じるのは小田部通麿で、もちろん読経は吹き替えなし。 坊主頭に袈裟姿でかっこよかったのに、あまり目立たなくて残念…。 せっかく左右田さんと共演だったのになぁ。 天魔党の手下はほかに、心形刀流の道場主・多門一角 (五味竜太郎) と亀蔵 (重久剛)。 押込みの時には人数が増えていたが、名前は不明。

平次が中斉 = 天魔党と気がつくのは、予告文と那須に渡した添え状の筆跡が同じだったから。 …なんだけど、頭領の中斉は押込みの場にはいない。 ってことは、あらかじめ書いておいた予告文を手下に持たせてるんだろうけど、そこには 「世直しのため、三千両いただき」 とか金額も書いてある。 もし、予想していたほどの金がなかったら、どうするんだろう。 金額のところだけ空けておいて書き込めるようにしてあるとか、金額を変えて何枚も用意してるとか? え~と、これはダメ、これじゃ高すぎるよ…とかやりながら、懐からいっぱい出してたら楽しいのに (^^;) 

多門道場で、初めて井関が天魔党の一味とわかるシーン、初めは奥にいる多門や鉄禅だけを映し、手前にいる井関が喋り始めたところで画面にアップで入ってくる画がかっこよかった。 平次にカマをかけられて正体がばれそうになった井関 (多門道場に入るのを見られた → そんなところには行っていない、俺は心形刀流ではない → あっしは心形刀流とは言ってませんぜ…だって。 おバカなんだから、もう)、火盗改めの役人に化けた多門たちが現れると、もろに 「助かった~!」 という顔をしちゃってる。 あのねぇ、世の中そんなに甘くないのよ。 というわけで、あっさり口を封じられてしまったのだった。 哀れなり。

<こんなところに、あんな人>
那須のところに家賃の催促にくる大家・久兵ヱは、日高久。 越後屋の主人は天王寺虎之助で、ふてぶてしさ満点。
縁日で古物を商う太平は玉生司郎。 阿国人形に妻の面影を見て買い求めようとする那須に、女の方だけは売れない、男人形も一緒じゃなきゃダメだと意地悪 (?)。 あんまりアコギな商売するなよ、と平次に釘をさされつつ、結局は両方の人形を買ってもらえてラッキー。
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俺は用心棒(2) 第4話 街道口の女 HOME PICKWICK - Raspberry

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