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燃えよ万平

~ 時代劇鑑賞の記録と独り言 ~

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大盗賊 第3話 あぶく銭をさらえ!

第3話 あぶく銭をさらえ! (脚本: 永井幸夫、監督: 富永卓二)

吉原の吉葉屋が 「女を泣かせて溜めた、あぶく銭」 6千両を狙う闇将軍。 お時、お町の姐さんたちが留守で4人での仕事になるため、眠り薬で吉葉屋の者たちを眠らせておいて、その隙に……と、綿密 (?) に計画を立てる闇将軍だが、上方から来た篭脱けの徳三郎 (佐々木剛) の一味に、考えていたのと全く同じ手口で先を越されてしまう。 左門に頼まれて、緑川 (= 闇将軍) は、証言をもとに徳三郎の似顔絵を描くが、後日、顔をつぶされて殺された男が、徳三郎が持っていた小鳥のえさ袋を身につけていたことから、徳三郎は死んだものとされる。 徳三郎と夫婦約束をしていて、江戸まで会いに来たという娘・おみね  (鷲尾真知子) は、徳三郎の死を知って途方に暮れるが、左門の口利きで伊勢屋 (闇将軍のアジト) に居候することに。 一方、徳三郎に似た男を見かけた闇将軍は、その隠れ家を突き止め、横取りされた6千両を取り返すため、押し込むことを決める。 同じ夜、徳三郎と再会したおみねの手引きによって、徳三郎の一味も伊勢屋に押し込むのだった……。

***************
【所感】
2組の盗賊たちが、同じ夜に互いの隠れ家に押し込む……という、ありそうで無い話。 それぞれ、押し込んだ先に誰もいないのを見て、無用心だな、こんな楽な仕事はないな、などと笑っているのが楽しい。 が、闇将軍はおかしいと気づき、徳三郎たちが戻るのを待って、盗んできた獲物 (自分たちのものだけど) も頂き、徳三郎一味を縛り上げて帰ることに。 おみねは徳三郎が盗賊とは知らなかったのだが、再会して伊勢屋の様子を探るように頼まれたあたりから、立派な盗賊仲間になっている (すべては愛する男のため……)。 逃げる徳三郎に殺されそうになるも、闇将軍に助けられ、徳三郎の忘れ形見の小鳥を連れて上方に帰って行く。 舟の上で逃げた小鳥を見事に指にとめた旅人と、いい雰囲気に。 楽しそうに笑いあう2人を乗せて舟は遠ざかっていく……という、いいラストシーン。 で、この旅人を演じていたのが、特別出演とクレジットされていて、どこで出てくるんだろう……と思っていた山田吾一! 本編とは全く関係なく、一言のセリフもないんだが、非常においしい役だった (笑)。

事件後、伊勢屋を訪ねた左門が、おみねが上方へ帰ったと聞いて、何事もないように見せながら、実はがっかりしているのがキュート。
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